新製品 ラズパイ使い倒すボード。

新製品の案内です。
ラズパイ用「PIN HEADER INTERFACE(ピンヘッダーインターフェース)」を改定し、「PBC ラズパイ全GPIO使い倒すボード」として新発売します。

ラズベリーパイの「ちょっと足りないところ」を、プリント基板に載せるだけで解決できそうなものはだいたい解決しました。学習用にも実用にも便利にできています。

・GPIO8点を出力専用とし、小型5Vリレーを直接駆動できるトランジスタを載せました。
・入力8点には外付けプルアップ抵抗をつけました。スイッチをつなぐことができます。
・コモンピンも同数並べていますので、QI(2550)コネクタなどでスイッチやリレーのなどの外付けが容易です。

・4番ピンは4.7KΩのプルアップをつけ、1-Wireに対応しました。DS18B20の三本足を2つつけることを想定しています。トランジスタの熱と筐体内の温度の両方を監視できます。DS18B20は別売りです。

・UARTがDーSub9ピンのケーブルでパソコンにつながります。

・I2Cは、32点・高火力入出力ボードを4枚(入力64・出力64・計128点)を搭載可能。
・IchigoJam(イチゴジャム)のI2Cと同じ並びのI2Cポートも搭載。IchigoJam用のI2C周辺機器を使ったり、開発したりするのに便利です。IchigoJamそのものは接続できません。

・I2Cで、ラズパイになかったアナログ入力(ADコンバーター)とアナログ出力(DAコンバーター)を搭載しています。高精度の使い方を想定した回路にはなっていませんが、「ないよりだいぶマシ」です。I2CやSPIやUARTや1-Wireなどのシリアル・インターフェースは全て異なるライブラリの使い方を学ぶ必要がありますが、EEP-ROMと合わせて手軽なI2Cから慣れるのに良いかと思います。不要なら抜いてください。

・EEP-ROMソケット搭載。MicroChip社製I2CインターフェースのEEP-ROMを読み書きできます。EEP-ROMに環境やIDを記録できますので、このボードを複数用意して上に作った環境ごと抜き差ししてもソフトウェア的に識別可能であり、「電源ブツ切り」対策として再起動時に参照する「ダイイングメッセージの記録」にも使えます。EEP-ROMは1ページぶん通信を受け取ってから書き込みますので、SDカードのように「SDカードまるごと破損」のようなリスクは少ない目になるかと思います。

・スタートスイッチとシャットダウンスイッチ用のボタンをつけました。シャットダウンの機能はラズパイに標準ではついていませんので、ネットの情報などを参考にしてください。

・4Aまで対応した普通のACアダプタ用のDCジャックをつけました。ラズパイ用のUSBの電源器は割高ですが、普通のACアダプタはリーズナブルで容量の種類も豊富です。

ソフトウェアは付属していませんので、ネットで探すか、ご自分で作成されるか、別料金でご発注ください。

OEM、カスタマイズ、ソフトウェアの受託開発も承ります。
1コ売りは、ネットショップなどの卸先の状況が整うまでお待ちください。