PiMoラズパイIO増設ボード

※この製品は、共立エレショップでの販売、当社での1コ売りに対応していません。

IoTコンピューター「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」に接続することを想定して、MicroChip社のI/OエキスパンダーIC「MCP23017」を2つ使用して入出力接点を増設するボードです。

主にRaspberry Pi 3B+での使用を想定していますが、ワンボード・マイコンArduino(アルデュイーノ)や教育用マイコンIchigoJam(イチゴジャム)との接続も考慮されています。I2Cが搭載されたPICでも使用可能です。このボードは有限会社ムーブ(大阪府堺市)との共同開発製品です。

2002年発売の初代「情報収集機ピンクボックス」の後継機としての使用を想定しています。
性能は2002年版ピンクボックスとほぼ同じで大幅に小型軽量です。

特徴:

・1枚で32点、4枚スタックで128点のI/Oを増設可能。
・本体のGPIOもそのまま使用可能。
・Raspberry Pi の3.3V電源容量を節約するため5V系で動作。
・Raspberry Pi との接続は3.3VのI2Cを使用します。
・出力16点にトランジスタアレイ搭載可能。
・トランジスタアレイ使用で100mAまでの5Vリレーを直接接続可能。
・トランジスタアレイを使用せずジャンパーで全点入力接点に使用することも可能。
・基板だけで販売できるようにハンダ付けしやすいDIP部品を使用。
・I2C用接続ピンを、5V用と3.3V用に各3ポート実装。
(ArduinoやIchigoJamでの使用時には空きポートが減ります)
・Arduinoで3.3VのI2Cを使用する際は3.3V電源IC搭載可能。
・起動ボタン(使い方注意)付き。
・安全に関わる装置には使用しないでください。

用途:

・既存の制御盤に外付けするIoT装置として
・PCやサーバーの遠隔I/Oとして
・とにかく接点数の多い検査機(電気製品やハーネスの検査機など)の制御に
・「Node-RED」などを用いてIoT対応の簡易PLCに
・4ピンQI(2550)コネクタを挿し、下記のような入力1出力1の集計機に。
→ 装置や在庫品棚のナースコールに(異常・欠品の通報・通知に)
→ スチールラックサーバーの遠隔電源ボタンに
→ 1枚あたり16点(最大64人)の「早押しボタン機」などのゲームに
→ 光るボタンを見つけて押す反射神経測定器などのスポーツ科学に

IoT高火力I/O(入出力)基板

PiMoラズパイIO増設ボードそのままでもDC5Vの小型リレーの駆動は可能ですが、外付けのI/O基板を接続することにより24Vフォト絶縁入出力・パワートランジスタ駆動の高火力で使用することも可能です。DC24VのオムロンMY(LY)リレーや電磁接触器やソレノイドバルブの駆動も可能です。

IchigJamの「こどもBASIC」で制御できるものとしては、最高火力級かと思います。

トランジスタアレイを除き、入出力の割り当てをフリーにできるシンプル版も作成しました。
駆動力はLED程度で弱いですが、「高火力ボード」と「中火力ボード」の駆動は可能です。
外部絶縁入出力回路を接続するシステムであれば問題ないかと思います。

廉価版の中火力ボードも未発売ですが、用意しています。
端子台と端子台を載せるための大きなプリント基盤が部品代の大半を占めるため、端子台を小さく安いピンヘッダーに、パワーMOS-FETを実装面積の小さいトランジスタアレイに変更しました。そのぶん流せる電流がピンヘッダーの定格までに制限されます。

カスタマイズ、ソフトウェアの受託開発など、システム案件で承ります。

お問い合わせは、メールフォームから、または  072-259-2185(担当:和田)まで。